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スタッフブログ

エコハウス大賞シンポジウム(第1話)・・・

森下博視
2018/02/14

森下です!本日は、先日うちの和田と行ってまいりました。

東京で行われました『エコハウス大賞シンポジウム』の

内容を掲載したいと思います!

このセミナーは、エコハウス大賞というものがありまして、

1.高い水準で躯体性能が確保されている。

2.周辺環境を読み込み、家族構成や生活性を

  考慮してプランされている。

3.地域の気候や風土、習慣を尊重した設計が

  なされている。

4.エネルギーに対して経済性や持続可能性を考慮し、

  工夫・挑戦している。

5.住まい手だけでなく、地域、社会・未来に対して

  思いやりのある設計がなされている。

この5つの基準に基づき全国の設計事務所・工務店さんから

応募された建物の中から、建築家の先生等の有識者の方々が

厳選なる選考の上、大賞が選ばれております。

と言う事で、今回のセミナーのお目当ては、その選考を

された建築家の方々のお話がディスカッション形式で、

聴けると言う事でしたので、設計勉強中の和田さんと

行ってきたわけです。

セミナーでは、松尾和也先生、堀部安嗣先生、西方里美先生

伊礼智先生、山田憲明先生、前真之准教授と言う私にとって

は、大変有名な方々の興味深いお話がうかがえました。

堀部先生、伊礼先生、西方先生のお話は、以前にもうかがっ

た事があったのですが、今回は、そのお三方以外の方々の

お話に興味を持ってセミナーに臨みました。

皆さん素晴らしいお話が聴けたのですが、中でも凄く気付き

が多かったのは、東大准教授の前先生です。前先生は、住宅

の温熱環境について研究をされている先生で、実測に基づく

データには大変興味深い情報ばかりでした。画像は、その

一部です。左は、人が住宅で暑い寒いを感じるに辺り影響

が大きいのは特に床なんですが、床の素材による不満者率

を示したグラフです。床の表面の温度は19度〜29度まで

が推奨されており、最も不満と感じる人の率が少ない傾向

にあります。また、コンクリート等の熱を伝え易く、蓄え

やすい素材は、許容温度は高く、許容の幅は狭い素材と

言え、少しの温度変化で不満と感じる人が増える傾向に

あります。無垢の床をハウスクラフトが採用するのも

快適な温度を感じれる為にあります。また、右の画像ですが

こちらは、ある仮設住宅の温度の変化です。画像内の左側が

プレハブの仮設住宅で、右側が木造の仮設住宅です。画像を

は青色に近ければ近い程、温度が低い事を示します。画像の

部屋は6帖程度だそうです。見てみるとプレハブ仮設住宅の

方が、底冷えしてますね。同じエアコンを付けていても上の

方だけが暖かいといった感じです。逆に木造の方は、床が

畳と言う事もあり全体的に満遍なく暖かくなってます。

仮設住宅の厳しい環境が、よくわかる資料でした。仮設と

言えど、被災者を守る為には住宅の基本性能は必要だと言う

事がよくわかります。と、長々と書いてしまいましたが、

まだまだお伝えしたい事もあるので、続きは、

また次回・・・

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