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スタッフブログ

ハウスクラフトのお気に入りの住宅

山下隼矢
2020/05/18

大学生の頃の自分

私は名城大学でかなりハードなゼミに配属され、設計について学校に泊まり込みでガッツリ学んできました。

しかしそれはデザインを重視したものが多く、現場を1ヶ月半で見てきた今では浅すぎると痛感しております。

ただ、大学で学んできた知識や技術が活かされる場面も多々あります。

私は江戸〜明治頃に建てられた町屋や昔から残る沿岸漁村集落、東日本大震災によって被害から免れた地域の研究、ピザ窯のある東屋の実施設計&施工等に携わってきました。

 

ハウスクラフトと町家

例えば、この中の町屋の研究で町屋の住環境の特性や伝統的意匠を学び、ハウスクラフトの東海道沿いの物件で昔ながらの町家形態が取り入れられることに気づきました。

取り入れられていた町屋の特性は道に沿って外構が建っている、敷地が狭く隣家と密接して建てられている、裏庭に抜ける通り土間がある、格子のデザイン等が挙げられます。

現在は昔に比べると町屋形態は、衰退の傾向にあります。

私の研究結果からその理由は、現代は自動車社会が普及しているため敷地が狭いことから駐車場を設けることができなかったとこ、前面道路が狭いこと等車社会の波に対応できなかったというものが1つ。隣家と密接しているため開口が取りにくく中が暗くなること等の住環境の住みにくさが原因であると確認されました。

 

お気に入りの一件

ハウスクラフトの設計した物件では前面の道路に面する1F部分をピロティ(外部空間)を設けることにより、駐車場を確保したこと、2F南面にテラスを設けることにより採光を取り込んでいました。

昔ながらの伝統的な住環境やデザインを取り込むことに現代の住みやすさを+しているとてもお気に入りの物件です。

昔ながらのものが失われていく今だからこそ、安易に新しい物を取り入れずあえて古い物を再利用したりして昔ながらの暮らしや空間を懐かしむのも良いかもしれません。

また私の大好きな町家や漁村等についてお話をしますので次回をお楽しみに。

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