設計者としてシリーズ（土地を読み解く２）

森下です。

土地について２です。今回もある地域の土地です。今回は工務店様と共同してモデルを建築するプロジェクトです。この土地は、道路向かいに（南側）鉄道の高架が走っている土地です。一見すると南側道路で日当たりも良さそうに見受けられますが、現場にお邪魔して感じたことは、高架が結構高いおおよそ１０ｍ近くはあると思われる高さ。冬の日照に影響がありそうだなと。隣地からの距離は、東側には道路がありお向かいさんが建築され、北側にも同じく建築されていますが、日照を邪魔するほどではない状況。南側道路なのに良い事ばかりではないですね。

そんな土地を確認して、私はどう考えるか？ここに建物を建てた時にはどこから見たら美しい建物になるのか？そして、冬の日当たりはどう確保出来るのか？をよくよく考え、そして土地を確認しました。今回のプロジェクトは工務店さんとの共同と言う事もあり、私もいつも意識している『PASSIVE』の設計手法で、建物の見た目も暮らしも良くする計画で進めており、自然の力を利用した気持ちの良いモデルとなる事は間違いないと思います。

この土地の設計自体は、綿密に土地の形状をパソコン上でシミュレーションを行い、細かく窓の位置及びプランを構成していきました。既にプレゼンも完了してまして、完成が楽しみな建物です。また完成した際はお伝えさていただきたいなと思います！