延焼ラインとは【建築図面の表記を解説!vol.3】

家づくりで建築図面(配置図・平面図)を見るときに知っておきたい延焼ラインと設計時の延焼ライン対策について解説します。

延焼ラインとは【建築図面の表記を解説!vol.3】

みなさん、こんにちは。ハウスクラフト設計部の鈴村です。

三重も梅雨入りしましたねー。

僕は苦手な季節です。

ただ楽しみます!負けません!!

 

梅雨時期は建築現場は作業が進みにくく段取りが大変です。

毎日工務担当の人たちが奮闘してくれています!!

現場で頑張ってくれている業者の方々も

ありがとうございます(‘◇’)ゞ

 

雨にも負けずお勉強の時間にいきたいと思います。

お付き合いいただければ嬉しいです。

今回は、、、、、延焼ラインです。

 

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前回の内容はこちら▼

【建築図面の表記を解説!vol.1】真北と磁北

【建築図面の表記を解説!vol.2】BM(ベンチマーク)と設計GL

 

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延焼ラインとは?(延焼のおそれのある部分)

延焼ライン(読み方:えんしょうらいん)の表記は配置図と平面図に記載されてきます。
建築基準法における正式名称は「延焼のおそれのある部分」です。

 

計画建物の隣居ある敷地や建物、道路で火災が発生した時に、
火が燃え移る可能性のある範囲になります。

延焼ラインとは 三重の注文住宅工務店ハウスクラフト

延焼ラインの範囲

その範囲は境界線等から、建築物の1階部分で3m、
2階部分で5m離れた位置に延焼ラインが発生します。

 

延焼ラインを決める境界線等とは

  • ・隣地境界線
  • ・道路中心線
  • ・敷地内

上記に二つ以上の建物があり、

建物すべての床面積の合計が500㎡を超える場合は、外壁同士の中心線(隣棟間延焼線)となります。

そして延焼ラインには防火上有効な部分については緩和があります。

 

延焼ラインの緩和が適用できる部分とは

  • ・都市計画公園
  • ・広場
  • ・川、水面
  • ・耐火構造の壁これらに類する部分

敷地の周りの環境や、敷地形状、建物形状で延焼ラインの範囲はさまざまです。

  • 建築図面の延焼ラインの例

    建築図面における延焼ライン

  • 建築図面の延焼ラインの例

    建築図面における延焼ライン

注文住宅建築における延焼ライン対策

延焼ラインをクリアするには、すごく広い敷地の真ん中に建物を建てるしかない。

あとは緩和が適用できる敷地か。

延焼ラインに対抗するために、防火構造や耐火構造などの措置をとっていきます。

 

建築するにあたりいろいろな決まりはありますが、
ハウスクラフトではきちんを把握して注文住宅を設計していきますので安心してください(*^^)v

延焼ラインのまとめ

延焼ラインの正式名称

建築基準法における正式名称は「延焼のおそれのある部分」

延焼ラインの範囲

境界線等から、建築物の2階部分で3m、2階部分で5m離れた位置

境界線

隣地境界線・道路中心線・敷地内に2つ以上の建物があり、建物すべての床面積の合計が500㎡を超える場合は外壁同士の中心線(隣棟間延焼線)が延焼ラインを決める境界線

緩和の適用

防火上有効な部分で延焼ラインが緩和される例
都市計画公園・広場・川、水面・耐火構造の壁これらに類する部分

それでは、今回はこれで。
三重県の注文住宅・家づくりのことなら、ハウスクラフトまでお気軽にご相談ください。

■この記事を書いた人:鈴村 健太
建築士として図面を引き始めてから延べ500邸のお客様のお家を設計。
現場監督の経験もあり、設計・管理とマルチに活躍してきた。
設計をする上でのこだわりは、「同じ家をひとつもつくらないこと」。
お客様の想いをくみ取った唯一無二のお家づくりを心がけている。
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