家づくり経験者が語る!新シリーズ〜建てたからこそ分かる事E〜
和田亮二
2020/09/13
シリーズ復活!
一度家電編に入りましたが、この時期によく話が出ることなので一旦戻ります。
今回は床について。
この話は長くなりそうなので、2回に分けたいと思います。
ハウスクラフトでは”無垢床”を多く扱います。
簡単に言えば一つの素材だけでできた床材です。
杉の無垢材というと、他の素材が入っていない杉だけでできた床材です。
写真の様に、当然切り口をみれば一つの木材であることが分かります。
杉本来の柔らかさや温かさが感じられるのが良いところ。
LIXILやPanasonicなど、建築部材を扱うメーカーから出ている床材はこのような無垢材でなく、
その柄のシートを貼った床材です(以降、建材床と呼びます)。
杉の柄は表現できても柔らかさや温かさまでは表現できません。
ただその分手入れが楽になるのが良いところ。
その柄のシートを貼った床材です(以降、建材床と呼びます)。
杉の柄は表現できても柔らかさや温かさまでは表現できません。
ただその分手入れが楽になるのが良いところ。
良いところを上げましたが、反対に悪いところはというと...
無垢材:本物の木なので乾燥すると縮み、細い隙間が出来たように見えることがあります。
水気のあるものが苦手なので、コーヒーとかこぼすと色が残るかもです。
建材床:表面にシートが貼ってあるだけなので傷付いたりすると全く違う色が出てきます。
梅雨時期や雨の日は表面がべたついたりします。
無垢材は本物の木から出来ているので節が無く木目の綺麗なものでかつ大きいものは取れづらいです。
その為、綺麗な無垢材程高価になります。
一方で建材は印刷されたものなのでどんなに綺麗な木目でも金額は変わらず、
様々な樹種や木目を再現できます。
さて、これを踏まえて私が選んだのは...
この先は次回投稿で!
それではまた。