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スタッフブログ

住宅ローン減税改正!改悪??

都倉謙斗
2020/12/15

こんにちは、アドバイザーの都倉です。

今年は暖かいですね、なんてブログで言った途端に寒くなりましたね。

新庄がプロ野球に復帰してくれることを願っておりましたが、叶わず。

ただ何歳になっても新しいことにチャレンジしている人はかっこいいですね。

たしかノムさんの葬儀もコロナで出来ていなかったはずなので、色々な想いがあったのでしょうね。

泣けます。


さて、今回は最近飛び込んで来たニュースの話を。

こちらも寒い話になるかもしれませんので、今後も要チェックな話題です。

「住宅ローン減税」について話は聞いたことがある方も多いと思いますが、

その制度が今見直されようとしています。

まず、その前に現行はどういった制度かといいますと。。

住宅ローンの年末残高の1%(厳密に言うと少し違うので気になる方は聞いてください)or 年間の所得税と住民税(上限あり)のどちらか少ない方が還ってきますよーという制度です。

控除というと生命保険料控除や医療費控除などが思いつくと思いますが、それらは課税所得を下げるもので、払った額がそのまま還付されるわけではありません。

ですが、住宅ローン減税は税金がまるっと還ってくるのですごく良い制度なんですね。

ただ、今回話題に上がっているのは、その「年末残高の1%」を「1年間で払った利息」とどちらか安い方にしようという話。。。

ちょっまてよ(キムタク風)

まあ確かに住宅ローンの金利が0.45%に対し、1%還ってくるなんておかしな話だったのかもしれませんが。。

その制度に変わるとどうなるか考えてみましょう。

年収500万円のAさんが4000万円の住宅ローンを35年払い0.45%で組みました。
Aさんの所得税は14万円、住民税は24万円くらいです。
1年間で元金が100万円減って年末残高は3900万円です。

住民税の控除は上限があり、136,500円なので、
3900万×1%=39万<14万+136,500円=約27万円

こちらが現行の制度でAさんが還付される金額です。
これが10年間と考えると頭金を入れる意味はないのかな〜と思いますよね。

では、この制度が変わるとどうなるでしょうか?
年末残高の1%か1年間の利息の少ない方です。
Aさんが繰り上げ返済もせず、金利も変わらなかったとして35年間で払う利息の合計は約324万円
1年に直すとわずか9万ちょっと。
39万<9万
9万>27万円となる訳です。

Aさんが10年間で受け取れた金額が270万から90万になるということですね。(この10年はおそらく延長になりますが)

3分の1です。

年末調整が現金で還ってくる会社のお父さんはもしかしたら嫁に内緒でへそくりにしていたかもしれません。

お父さん。へそくり3分の1です。


こうなった場合、住宅ローン自体の借り方を変えていかないといけません。

当たり前ですが、今はできるだけ金利は安く借りたいです。

ですので銀行の保証料を一括にされる方がほとんどだと思います。

しかし、これからは金利は高くても還ってくることになります。

ということは、保証料を金利に上乗せして借りたほうがいいということですね。

そして控除が終わったあとにメリットが出るのであれば借り換えをするかですね。

もしかすると金利は高くても保証の手厚い団信や他の付加価値が付く等住宅ローンの商品内容自体も変わるかもしれませんし。

長くなりましたので今回はこの辺にしておいて、とにかく今後も要チェックということで。

ではまた('ω')ノ
 

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