日曜日、カーテンを引き、窓を開け、コップに一杯の水を汲み、飲み干す。
そのままコップを洗いながらふと気付いた、車の走る音。洗濯機を回す音。
特別変わった音ではなく、とても普通の車の走る音。とても普通の洗濯機を回す音。
それを異様に新鮮に感じた。
こういう日常的な音を気にも留めず、風に揺れるカーテンにも目を向けず、
日々は慌ただしく過ぎているのだと思うと、何だかもったいない気がした。
再びコップを洗っていると、思わず田中の尻が言う。「ぶっ。」
洗濯場にいる嫁が言う。「ん?何か言った?」
「いや、、、その、、、」
そこは聞き流してくれよ。
田中です。
鈴鹿市K様邸、造作工事が進んでおります。