写真家が漂流物から作り出すアート
日没が早くなってきた今日この頃・・・・・
クーラーをつけなくなった今日この頃・・・・・
長袖をき始めた今日この頃・・・・・
そうですね、皆様大好き「秋」の到来でございます。
じゅる。。。。秋刀魚が楽しみな季節ですね(´_ゝ`)
さて
本日はいつもと違い少し真面目なブログを書かせていただきます。
僕が大学生の頃の話です。
仙台に建築巡りに訪れていました。
有名な建築家がデザインした設計や歴史的な建造物、アート作品を拝見しました。
その中で、一番心に残ているのは
喜多直人さんという記録写真家の方が作ったアートです。
タイトルは「同位浜2016_MIYAGI」
2014、2015年収集の漂流物で製作したそうです。
この方は2013年に七ヶ浜町の菖蒲田浜でピーチクリーンに参加しました。
その時に、まず目についたのは小さな合成樹脂の漂流物。
そこでこの方は、
「今までは、生活用品だったり、いろんな役割を持っていたものが
使い終わると一瞬として’’ゴミ’’と呼ばれるようになる。
なんだかわからないけど、心がうごめく。
漂流してきた土に還らないモノ達はどんなストーリーがあって
次はどこへ流れていくのか・・・」
ということを感じたそうです。
どこかで大切に使わせていたものが、その元を離れた瞬間に’’ゴミ’’に変わる。
しかし、合成樹脂は自然には還らない。
合成樹脂の’’ゴミ’’は、所有者不明で自然にも還らない奇妙な存在である。
奇妙な存在であるから、人になんともない心のうごめきを与える。
と私は読み取らせて頂きました。
2013年と言えば東日本大震災があった頃です。
その背景を思うと、この漂流物には多くのストーリーがあり
考え深いとも思いました。
私はアートを作る人間ではありません。
ましてや、芸術を生み出す類の人間でもありません。
私がすべきことは、
お客様の気持ちを汲み取り、それを具体化すること。
その一点のみです。
お客様に幸せな未来が訪れるような家づくりをしていきます。
それが100%できたとき、
喜多直人さんの作品にも負けないくらいのいい仕事ができているのではないかと
思っております。
PS:上記のことを黄昏ながら、考える高崎。
※ジーンズ、ダウンジャケット共に パッツパツ ( ^)o(^ )