【住宅ローン制度改正】フラット35が2022年10月から大幅見直し

10月からフラット35の制度が改正されます。
トレンドは脱炭素です。

【住宅ローン制度改正】フラット35が2022年10月から大幅見直し

こんにちは、ハウスクラフト アドバイザーの都倉です。

 

先日我が家のキッチンの排水管が詰まりまして全部ばらして掃除をしたのですが、

ものすごいヘドロが出てきてびっくりしました。

 

築6年にもなるとそら溜まりますよね...

 

 

 

写真は載せないでおきますね。笑

 

 

住宅ローン フラット35の制度改正と脱炭素

さて、10月からフラット35の制度に見直しが入ります。

 

 

国の方向性はカーボンニュートラルです。

 

 

世界的にも脱炭素というメガトレンドは当分変わることがないので、

これからこういったところにお金が集まってくるということですね!

 

 

そして住宅に話を移すと、

省エネルギー住宅に補助金が出るようになるということです。

 

 

 

今年度はこども未来住宅支援事業の補助金制度をみなさん使われていると思いますが、

こちらもZEH住宅に対して100万円の補助金が出ます。

 

 

これからこういった基準はどんどん厳しくなることが予想されますので、

しっかりと押さえておきたいですね!

 

 

【住宅ローン制度改正】2022年10月からフラット35が大幅見直し

 

フラット35は住宅ローンの担保を国が債券化して、それを投資家に買い取ってもらうという仕組みです。

 

つまりお金の出どころは国になります。

 

 

ですので、国が目指すお家を建ててくれた場合、金利の引き下げなどの恩恵を受けられます。

 

 

 

それでは、まずは現状の制度から見ていきましょう。

 

 

フラット35Sとは

 

現状の優遇措置として、

フラット35といって、長期優良住宅などの質の高い住宅を取得する際に、借り入れ金利を一定期間引き下げる制度があります。

 

 

AプランとBプランがあり、

 

Aプランは、10年間 金利0.25%引き下げ

Bプランは、5年間 金利0.25%引き下げ

 

となります。

 

 

ちなみに今回はリノベーションなどは抜きで、

新築住宅に限ってのお話をさせていただきます。

 

 

 

それでは10月からどういった改正があるのか見て行きましょう。

 

 

 

 

フラット35SにZEHを新設+省エネ基準も強化

 

今まではAプランとBプランしかなかったフラット35Sに新しく、ZEH(ゼッチ)が登場します。

 

Aプランは当初10年間金利が0.25%引き下げだったのに対し、

ZEH(ネットゼロエネルギーハウス)の場合、

当初5年間0.5%、6~10年目0.25%引き下げ

という形になります。

 

 

そしてAプランは、

断熱等級5&一次エネ等級6と基準が強化されます。(特に覚えなくて大丈夫です)

 

もちろんBプランもです。

 

 

 

 

金利引き下げのルールを見直し、融資メニューごとのポイント制に

 

そして引き下げ制度がポイント制に変わります。

 

1~4ポイントまであり、

4ポイントになると、金利が10年間0.5%引き下げになります。

 

 

これは大きいです。

 

 

 

ちなみに昔は今よりも金利が安く、10年間0.6%引き下げの時代もあったんですけどね…

 

 

フラット35のポイント制引き下げ制度の分類

ポイントのメニューは次の3つに分類されます。

 

・住宅性能に関するメニュー

・維持保全に関するメニュー

・地域連携に関するメニュー

 

 

住宅性能に関するメニューについては、

・ZEHが3ポイント

・Aプランが2ポイント

・Bプランが1ポイント

 

 

維持保全に関するメニューについては、

・長期優良住宅が1ポイント

その他はマンションや中古用の制度です。

 

 

地域連携に関するメニューについては、

・地域連携型(地域活性化)1ポイント

・地域連携型(子育て支援)2ポイント

・地域移住支援型 2ポイント

となっておりますが、

三重県の方は今のところこちらは使えないので関係なさそうです。

 

 

 

 

ということは、新築はZEHと長期優良住宅を取得すれば、

10年間金利が0.5%安くなるということですね。

 

 

 

ただここで裏側を見てみると、

ZEHや長期優良住宅を取得するには、手数料が掛かります。

フラット35を使うのにも、適合証明というものを発行しないといけないので申請費も余分にかかります。

 

 

それらは国からの良い家のお墨付きになるのですが、

その申請料は税金だと考えれば、

国に良い様に搾取されている気がしますね。笑

 

 

フラット35の合計ポイント別金利引き下げ(上限4ポイント)

1ポイント

5年間 0.25%引き下げ

2ポイント

10年間 0.25%引き下げ

3ポイント

5年間 0.5%引き下げ
6~10年間 0.25%引き下げ

4ポイント

10年間 0.5%引き下げ

フラット35の金利引き下げポイント制(上限4ポイント)

フラット35 S(ZEH)

3ポイント

フラット35 S(Aプラン)

2ポイント

フラット35 S(Bプラン)

1ポイント

長期優良住宅

1ポイント

長期優良住宅の最長返済期間の延長

 

長期優良住宅の返済期間が「35年」から「50年」になります。

 

 

死ぬまで借金背負えます…

 

 

 

 

最後に

 

いかがでしたでしょうか?

 

 

基本的に私はフラット35をおすすめしておりませんが、

もし使うのであれば知っておいた方がよい制度ですね!

 

 

 

 

関連記事のリンクを貼っておきますので、

よろしければご一読いただけたらと思います。

 

 

「住宅ローンはどこで借りる?フラット35と銀行ローンの違い」

 

 

 

「【固定金利と変動金利】これを抑えておけば安心! 【住宅ローン】」

 

 

 

 

自分がお金で損をしたくない性格なので、

保険や税金、固定費についてはベストを尽くしたいと思っています。

 

 

 

そして、そのFPとしての経験と知識はせめて自分と何かの縁があって出会ったお客様にはお伝えしたいという思いがあります。

 

 

 

自分の家族や友達が家を建てるときに勧められないものを、

お客様に勧めることも性格上出来ないので、

こんなブログが多いですが、またご贔屓にしていただけたら嬉しいです。笑

 

 

 

 

ではまた(‘ω’)ノ

 

■この記事を書いた人:都倉 謙斗
伊勢市出身。住宅業界に8年携わり、家づくりで多くのご家族の笑顔をつくってきた。
ハウスクラフトへ転職後、これまでの知識を活かし住宅アドバイザーとして「家から始まるワクワクするような毎日」を提案している。

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