バチる・ふかすとは?建築現場で使われる用語の意味を解説

教えてもらった言葉、建築以外では通じないよ?

バチる・ふかすとは?建築現場で使われる用語の意味を解説

「笑う」は建築現場では少し違う意味に?
建築用語解説

建築関係の仕事は、工事の進め方、図面の見方、上司の機嫌のとり方など覚えること沢山。

上司の機嫌は業種関係なくか、、

 

建築に関わりだして20年近く。

おそらく、建築以外で話したところで通じないであろう用語。

 

少し紹介していこうと思う、今日このごろ。

工務店が教える意外な建築用語 バチる・ふかすってどういう意味?

建築用語① バチる、バチってるの意味

平行じゃないとか直角になっていないとか、ずれたり真っすぐになっていないこと。

三味線のバチが由来。

※諸説あり

 

いや、普通の言葉のが通じそうですよね。

若き頃の早川も怖い上司に言われ分からずアタフタしていたら

隣にいたオジちゃんに『直角のことやで』と教えてくれた、やさしさを今でも覚えています。

 

建築用語② わらうの意味

塗装など端っこなどが滲んだり、落ち着かず凸凹が出来ること。

部材の接合が合わず、隙間が生じること。

※諸説あり

 

いや、笑うって、、、ねぇ?

塗装工事中、怖い上司に『わらってない?』と聞かれ『生まれつきこの顔ですけど、、』と返した若き早川。

さらに怖い上司は『は?(# ゚Д゚)』

さらに若き早川『てへ☆』

 

いや、そうなりますよね?

 

建築用語③ふかす、ふかしの意味

壁など余分に厚みを持たすこと。増し張りや増し打ちとも。

 

めちゃ使います。

僕は、この言葉以外にこの事象を指す言葉が分からなくなります。

聞かれても『ふかすは、ふかすやんか!!』って言い返しそうです(笑)

 

現場ではタイルなど端っこに小さな切りものが入らないように壁を厚くしたりとか…

隣り合う違う仕上げの高さを合わせるために下地に合板を張るとか…

もう、コンクリート、鉄骨、木造とか関係なく使う気がしますね。

 

建築用語④転ぶ、コケるの意味

垂直ではなく、傾いているさま。

※諸説あり

 

めちゃ良く使いますね。

大工さんも上棟のときとか睨みながら柱の垂直を確認していますしね。

もう、コンクリート造、鉄骨造、木造とか関係なく使いますね。

 

建築ならではの表現・用語の意味まとめ(諸説あり)

バチる
バチってる

ずれたりまっすぐになっていない・平行や直角ではない状態のこと
三味線のバチから由来

わらう

塗装などでデコボコができる・部材に隙間が生じること

ふかす
ふかし

壁面などに余分に厚みを持たせること
類語:増し張り、増し打ち

転ぶ
コケる

垂直ではない・傾いていること
建築工法や構造に関わらず使用される表現

まだまだ、あるのですが今日はここまで。

現場の方と話して分からない言葉があったら、建築用語かもしれませんね。

では、現場でお会いしましょう!!

■この記事を書いた人:早川洋一郎(工務)

三重県出身。建築会社の現場監督を経て、ハウスクラフトへ転職。 コンクリート造、鉄骨造、木造の現場管理を経験した後、外構をしたいと現在に至る。建築施工管理技士2級。 ボウズとメガネが印象的。

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