こんにちは、最近暖かかったので思い切って春服で出勤したら極寒でした。
アドバイザーの都倉です。
今年は来年用に冬物のコートを半額セール狙って買いに行こうと企んでいるのですが、
いつまで冬服は売っているのでしょう??
さて、最近は住宅会社も保証の長さを売りにするようになってきました。
60年保証や永年保証なんてものもあるくらいです。
「保証は長い方が安心」
と思われるかもしれません。
ですがどういう仕組みで、どういう意図があるのかをしっかりと知っておく必要はあります。
そしてそれよりも大切なことは、
まず、根本的に品質の高い家を建てることです。
極端な話、
60年保証が付いたボロボロの家と、
保証はないけど、しっかりとした品質のお家であれば、
後者のお家を建てるべきなんです。
そこの本質を間違わないように、
そしてみなさんがより良いお家づくりができるように今回も最後までご覧いただけますと幸いです(^^)
住宅業界の2030年問題
まず、近年長期保証が増えてきている一番の理由は、
住宅業界が縮小していく市場だから
私はこう思います。
高度経済成長期の日本のように、バンバン新築が売れて、30年で建て替えて。
というような時代はもうとっくの前に終わりを迎えています。
住宅業界というのは、基本的にリピーターがいません。
「あなたから、10年後またお家買わせてね」
なんていう人は基本的にいないと思います。
これが自動車ならありえますよね。
つまり、新しい家が建たない時代がすぐそこまで来ている中で、
住宅業界の次の戦略は、「リフォームの受注」となります。
せっかく自社で建てたお客様が、10年後に違う会社でリフォームをしていたら機会損失になります。
では、定期的に接点が持てて、確実にリフォームを受注できる仕組みはないのか?
と企業は考えます。
それが、長期保証です。
なんとなく全体像が見えてきましたか?(^^)
品質の良い家を建てることが大切
長期保証といっても、その保証期間なにもしなくていいわけがありません。
「そんなこと分かってる」といっていただけるならまだいいのですが、
お話を聞いていると、中身を理解されていない方がほとんどです。
「保証は長い方がいい」という考えだけで決めてしまうと損する可能性が非常に高まります。
根本的な考え方だけは理解しておいてくださいね。
「品質が良い」ということが大前提だということです。
このブログをご覧になっている方の中には、
私が見たら無駄と判断する医療保険に入っている方も多いと思います。
その前になぜ健康にはお金を掛けないのか。
歯の定期健診に行ったり、
ジムに行って体を動かしたり、
少し高くても無添加の食材を買ったり。
そこにお金は使わず、
医療保険はしっかり掛けて、家でスナック菓子を食べてだらだら
みたいな過ごし方をしてはいないでしょうか?
考え方が逆だと思いませんか?
保険や保証が付いていれば安心だと思う気持ちは分かります。
ですが、そのために捨てているお金があることも忘れずに。
「調べるのがめんどくさい」という理由でなんとなく保証が長い方を選んでしまうと損をします。
長く付き合える会社との家づくりを
保証を延長するためには有償のメンテナンスが必須になります。
建てた住宅会社でしかメンテナンスは出来ないわけですから、
そちらの言い値でやるしかありません。
でもまだあと5年くらいは直さなくても大丈夫なところまでお金を出して直さないといけないとなったらもったいないですよね。
でも長期保証を継続するということはそういうことです。
しかし、仮にみなさんが選んだ住宅会社が、「長くお付き合いが出来る会社」だったらどうでしょうか?
20年後でも、30年後でもしっかり対応してくれるはずです。
そして有償になるのはどちらも変わりません。
そう考えると保証ってなんのためにあるんだろう?
と思えてきませんか?(^^)
最後に
ハウスクラフトも規模が大きくなってきましたので、おそらく今年中には長期保証を付ける形になると思います。
ただ、根本的な考え方だけは理解しておいていただければと思いました。
私は、長期保証は不要だと考えていますが、
中には保証が長いという理由だけで他社で決めて後悔する方がいるのも事実だと思います。
そういった方が会社を決めるときの安心材料に少しでもなれるのであればいいかなと思いますが、
長期保証があってもなくても対応は変わらない会社で建てることの方が大切かなと思います(^^)
いかがでしたでしょうか?
少しでも参考になりましたら嬉しいです。
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ではまた(‘ω’)ノ