こんにちは、ハウスクラフト アドバイザーの都倉です。
今回のブログは前回の25問クイズの答え合わせになりますので、
まだ見られていない方は下記のブログを見てから戻ってきてください(^^)
【あなたは何点取れる!?】金融リテラシークイズ!【全25問】
それでは前置きなしに早速答え合わせしていきましょう!
大切なところは、解説も入れていきますね!
【前回の答え合わせ】金融リテラシークイズ25問【回答と解説】
Q1 家計の行動に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。(正答率51.8%)
答え
④ 支払いを遅らせるため、クレジットカードの分割払いを多用する
解説コメント:クレジットカードの請求が来るまでは借金をしているという認識だけは持っておかないといけないですね(‘_’)
Q2 家計管理やクレジットカードに関する次の記述のうち、適切でないものはどれでしょうか。(正答率49.6%)
答え
③ 手数料(金利)負担は、リボルビング払いでは生じるが、分割払いでは生じない
解説コメント:分割払いもお金が掛かります。
新型iPhoneが出たらすぐに乗り換えしてしまうような方は要注意です。
Q3 太郎と花子は同い年です。花子は25歳の時に年10万円の預金を始め、その後も毎年10万円の預金を続けました。一方、太郎は25歳の時には預金をせず、50歳の時に年20万円の預金を始めました。二人が75歳になったとき、どちらの預金残高が多いでしょうか。(正答率51.7%)
答え
④ 複利で利子がつく期間が長いため、花子の預金残高の方が多い
解説コメント:どちらも積み立てた金額は同じだけど…という問題ですね。
複利(利息に利息が付く)は知っておきたいところです。
投資の成功方法の一つに長期投資が挙げられるのは複利が効くからですね。
Q4 一般に「人生の3大費用」といえば、何を指すでしょうか。(正答率46.2%)
答え
② 子の教育費、住宅購入費、老後の生活費
解説コメント:意外に正答率が低い問題です。
医療費や介護費に必要以上に備えてしまって手元資金がなくなってしまうなんてことがないように、まず国の制度でどこまで補えるのかを知っておくことが大切です。
Q5 契約を行う際の対応として、適切でないものはどれでしょうか。(正答率67.3%)
答え
③ 業者から詳しく説明を聞いて契約し、契約書は後でゆっくり読む
解説コメント:クーリングオフは相手の事務所で契約した場合は適用になりませんので要注意です。
Q6 金融トラブルに巻き込まれないための行動として、適切でないものはどれでしょうか。(正答率72%)
答え
③ 判断に迷ったときは、業者を信じて一任する
解説コメント:この問題にはちょっと疑問が残りますが、③が正解ですね。笑
Q7 インターネット取引において、適切でないものはどれでしょうか。(正答率80.6%)
答え
③ インターネットカフェのパソコンを使って銀行振込をした
解説コメント:これは説明不要ですよね。
Q8 100万円を年率2%の利息がつく預金口座に預け入れました。それ以外、この口座への入金や出金がなかった場合、1年後、口座の残高はいくらになっているでしょうか。利息にかかる税金は考慮しないでご回答ください。(正答率68%)
答え
① 102万
解説コメント:100万×0.02だからですね。
ちなみに翌年も2万円の利息が付くのが「単利」
20,400円の利息が付くのが「複利」です。
余談ですが、今普通預金で一番高いところで0.2%です。
普通の銀行が0.001%くらいなので貯蓄用口座として検討したいですね。
Q9 100万円を年率2%の利息がつく預金口座に預け入れました。5年後には口座の残高はいくらになっているでしょうか。利息にかかる税金は考慮しないでご回答ください。(正答率42.5%)
答え
① 110万円より多い
解説コメント:これが複利の問題です。
単利なら110万、複利なら110万4080円になります。
雪だるまと同じで小さな積み重ねが将来大きなお金に変わります。
Q10 インフレ率が2%で、普通預金口座であなたが受け取る利息が1%なら、1年後にこの口座のお金を使ってどれくらいの物を購入することができると思いますか。(正答率55.2%)
答え
③ 今日以下しか物が買えない
解説コメント:インフレ=物の金額が高くなる=お金の価値は実質目減りする ということです。
お金を貯めてから家を建てようと考えていたのに、貯めている間に家の金額が上がってしまったという方は今回のウッドショックで多かったのではないでしょうか。
これは金利でも同じことが言えますね。
Q11 高インフレの時には、生活に使うものやサービスの値段全般が急速に上昇する(正答率63.3%)
答え
① 正しい
解説コメント:最近のインフレ状況からするともう少し正解率高くないといけませんよね。
このまま日本が借金を増やし続けると次はハイパーインフレといって、円の価値が暴落してしまうという危険もあるということは抑えておきたいところです。
インフレの対抗手段は、
・インフレ率以上に稼ぎを増やす
・円以外の資産を持つ(株や債券、金や不動産など)
です。
投資はリスクがあるからと言う方は、インフレリスクや、円だけを持つリスクの方が怖いということを知ってほしいです。
Q12 金利が上がったら、通常、債券価格はどうなるでしょうか。(正答率23.6%)
答え
② 下がる
解説コメント:これは投資の勉強をしないと分からないと思いますが、金利と債券価格はシーソーの関係になっています。
たとえば「毎年3%の利息を受け取れる券」を100万円で買ったとします。
世の中の金利が上がって「5%の利息を受け取れる券」が発売されたとしたらみんなそっちを買いますよね?
ということはそれまでの券は売られてしまうので、需要がなくなって価格は下がってしまいます。
Q13 金利が上がっていくときに、資金の運用(預金等)、借入れについて適切な対応はどれでしょうか。(正答率43.4%)
答え
③ 運用は変動金利、借入は固定金利にする
解説コメント:固定金利は決められた期間は金利が変わらないので借金も増えません。
Q14 保険の基本的な働きに関する次の記述のうち、適切なものはどれでしょうか(正答率50%)
答え
② リスクの発生頻度は低いが、発生すると損失が大きい場合に有効である
解説コメント:こちらは非常に大切な知識です。
私もFPのときに必ずお客様にお伝えをしている内容です。
保険というのは「起きる確率は限りなく少ないけど、起きた時の損失が大きくて破産してしまうようなリスク」に対して備えるものです。
10万や20万の損失に対して毎月1万2万捨ててしまわずにちゃんと貯金しましょう。
Q15 子供が独立した 50 歳の男性が生命保険(終身保険)を見直す場合、適切なものはどれでしょうか。 他の事情に変化はないものとします。(正答率50.9%)
答え
② 死亡保障の減額を検討する
解説コメント:子供が大学まで卒業したらもうお金は掛からないので、残すお金も少なくてよくなります。
基本、生命保険は「子供がいる家庭だけ」必要です。
Q16 保険に関する以下の記述のうち、適切でないものはどれでしょうか。(正答率59.5%)
答え
② 自動車事故を起こした場合の損害賠償は、自賠責保険により全額カバーされる
解説コメント:自賠責でカバーできるのは4000万円までです。
損害賠償は億になるケースもありますので、民間保険での備えも必要です。
Q14のケースと同じですね。
Q17 住宅ローンを組む場合、返済期間が 15 年の場合と 30 年の場合を比較すると、通常、15年の方が月々の支払い額は多くなるが、支払う金利の総額は少なくなる(正答率70.3%)
答え
① 正しい
解説コメント:これは当然ですよね。
早く返し終わるのに支払い総額が増えていたら意味ないですもんね。
Q18 住宅ローンに関する以下の記述のうち、適切なものを選択してください。(正答率48.7%)
答え
④ 住宅ローンにかかる総返済額を減らすためには、頭金をできるだけ多く用意するとともに、可能な範囲で繰り上げ返済を行うのが有効である
解説コメント:繰り上げ返済をしたり頭金を入れて借入額を減らせば当然利息は減りますが、それをしたことによって、車や教育費をもっと高い金利で借りるということにならないように気を付けましょう!
Q19 10万円の借入れがあり、借入金利は複利で年率20%です。返済をしないとこの金利では、何年で残高は倍になるでしょうか。(正答率40.8%)
答え
② 2年以上5年未満
解説コメント:これは正解された方でも、どういう風に計算したが大切です。
地道に1.2を掛けていった方も多いと思いますが、これは「72の法則」を知っていれば簡単に解ける問題です。
72の法則とは、72を金利で割ると元本が倍になる年数がおおよそ計算できるというものです。
72÷20=3.6年
ということですね。
反対に王道の資産運用をしている方は5%~7%の利回りがあると思いますから、調子が良い相場の場合は10年ほどで資産が倍になるということですね。
間違ってもトイチで借金をすることがないようにしましょう。笑
Q20 平均以上の高いリターンのある投資には、平均以上の高いリスクがあるものだ(正答率75.2%)
答え
① 正しい
解説コメント:低リスクハイリターンの投資はこの世には存在しません。
高額の情報商材や無料セミナーなどおいしそうな話にはくれぐれも注意してください。
反対にハイリスク低リターンの投資はごまんとあります。
手数料ぼったくりファンドや外貨建て保険、ワンルームマンション投資やソーシャルレンディングなどです。
資産運用は狩猟型ではなく、農耕型です。
一発当てるならビジネスで。
ローマは一日にして成らずです。
Q21 1社の株を買うことは、通常、株式投資信託(※)を買うよりも安全な投資である
※何社かの株式に投資する金融商品(正答率50.2%)
答え
② 間違っている
解説コメント:投資の基本は、「長期・分散・積立」です。
その中の分散のお話ですね。
分散といっても、
日本やアメリカなど色んな国に投資したり、
預金や株や債券などのアセットを分散したり、
買う時期を分散したり、
自動車関連、生活必需品関連、航空関連などセクターを分散したりと様々です。
より多く分散するほどリスクは下がりますが当然お金もかかりますので、
投資信託はそれ一つですでに分散されているので初心者も始めやすい投資といえます。
Q22 預金保険制度で 1千万円まで保護される預金の種類に関する次の記述のうち、適切なものはどれでしょうか。(正答率38.6%)
答え
②普通預金と定期預金は保護される
解説コメント:コロナ禍以降、日本以外はものすごい利上げがされています。
こうなると増えてくるのが外貨預金や外貨建て保険の勧誘や広告です。
「日本円を持っていても、増えないけどドルならこんなに利息がつきますよ」
というやつです。
外貨預金は銀行が倒産したときに預金保護の対象になりません。
だからおすすめできないというのもありますが、為替手数料もたくさん取られてしまいますので気を付けないといけません。
そういったリスクなしに外貨を持つ方法もあるので、「外貨○○」と聞いたときには頭の片隅から引っ張り出して危険信号を出せるようにしておきましょう。
Q23 聞いたことがない金融商品を購入するかどうかを判断する際の行動や考え方として、適切でないものはどれでしょうか。(正答率59.8%)
答え
④ 販売業者から高いリターンが期待できるとの情報が得られれば、商品を購入する
解説コメント:ちゃんとリスクや手数料、そして税金の課税方法まで理解してから買うのが金融リテラシーの高い人です。
Q24 複雑な仕組みの金融商品の購入を検討するにあたって、適切な対応はどれでしょうか。(正答率63.9%)
答え
④ 仕組みを理解できて問題ないと思えば購入する
解説コメント:分からないものには手を出さない。が鉄則です。
Q25 金融商品の契約についてトラブルが発生した際に利用する相談窓口や制度として、適切でないものはどれでしょうか。(正答率70.8%)
答え
③ 格付会社
解説コメント:困ったときはそういった窓口があると知っておくと家族や友人がもしものときに救えるかもしれません。
まとめ 日本の金融リテラシークイズの正答率は平均以下…お金の知識を身に着けよう
ということで金融リテラシークイズの答え合わせと解説は以上になります。
みなさんは何点取れたでしょうか?(^^)
最後に世界から見て日本はどの位置にいるかだけお伝えして終わります。
この問題は25か国で調査されており、日本は12位とのこと。
正答率の平均値は59.5%で、日本は59.1%ですので平均以下ということになります。
トップは香港で86.9%。
この平均を上げられるように私も微力ながら頑張っていきたいと思います( `―´)ノ
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ではまた(‘ω’)ノ
■この記事を書いた人:都倉 謙斗
三重県伊勢市出身。住宅業界に7年携わり、家づくりで多くのご家族の笑顔をつくってきた。
ハウスクラフトへ転職後、これまでの知識を活かし住宅アドバイザーとして「家から始まるワクワクするような毎日」を提案している。FP(ファイナンシャルプランナー)1級取得。
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ハウスクラフトは桑名・菰野・四日市・鈴鹿・亀山・津・松阪ほか、三重県北中部を中心にライフスタイルから暮らす人を考えて、素材の持つ美しさとデザイン性に富んだ注文住宅を提供する工務店です。「家づくりを通じて家族の幸せな未来をつくる」といった理念のもと、“想い”と“技術力”を結集させ、お客様と地域に向けて事業を展開しています。その姿勢が評価され、工務店の施工力を評価する工務店グランプリで「三重県No1」「全国7位」の実績にも輝きました。
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