【耐震等級よりも実は大切!?】木材の含水率とは?

今回は木材に含まれる水分量のお話です。
最近はお肌が衰えてきてハリが無くなってきましたので若返りに向けて対策を模索中です。

【耐震等級よりも実は大切!?】木材の含水率とは?

 

こんにちは、ハウスクラフト アドバイザーの都倉です。

 

 

プロ野球は交流戦が終わり、我らが阪神タイガースは調子を落として首位を明け渡す形になりました…

 

はたして来月行く甲子園ではおいしいビールが呑めるのか!?

 

 

最近はお客様から野球の話題を振っていただけるようになりましたので嬉しい限りです(^^)

 

 

マイホームの品質を決める要素のひとつ、含水率

さて、今回はお家の品質のお話をしていきたいと思います。

 

 

みなさんは住宅会社を選ばれる際に、どういったことを検討されますか?

 

よくあるのは、

耐震はいいのか?や断熱はしっかりしていて冬あたたかいのか?

といったことが気になると思います。

 

 

そういったことは住宅会社も売りにしていますし、

営業マン自身もアピールがしやすいので、

いろんなところで聞くことによってお客様も知識は豊富な印象があります。

 

 

 

 

今回お伝えしたいとこは、それよりももっとコアな部分になります。

 

 

たとえば一見とても美人で華々しいモデルさんも、

実は食事はサプリメントだけで、実態は不健康ということもあるかもしれません…

 

 

家も同じです。

 

 

耐震や気密断熱は数値で表すことができますが、

実は現場はそう出来ていないかもしれません。

 

 

家は本当にたくさんの要素で構成されていますが、

その中で今回ご紹介するのが「含水率」と呼ばれる、

木材に含まれる水分量のお話です。

 

 

お肌は水分量があったほうが良いですが、

木は水分が少ないことで強度が増します。

 

 

水分量が多いことでカビの原因にもなります。

 

 

耐震もそうです。

 

 

今回の内容では、含水率が高いとお家がどうなってしまうのか?

が分かるようになると思いますのでよろしくお願いします(^^)

 

 

【耐震等級よりも実は大切!?】木材の含水率とは?

 

まずお家に使われる木材は基本、JAS規格の物を使っていると思います。

 

JASとは「日本農林規格」のことですね。

 

私もそれ以上は知りません。笑

 

 

 

 

木材には、

・KD材(キルンドライ材)・・・乾燥材

・AD材(エアドライ材)・・・自然乾燥材

・G材(グリーン材)・・・乾燥させていない木材

があります。

 

 

 

木材というのは、水分が飛ぶほど強度が増します。

 

そして木も人間と同じで生き物ですので、製材されたあとも変化していきます。

 

 

 

JAS規格では含水率が25%以上のものをグリーン材と呼びます。

 

乾燥材とは20%以下のものをいうのですが、

フラット35などの国で定められている基準でも気密工事を行うときは含水率20%以下の乾燥材を使用するように定められています。

 

 

つまり、20%以上の木材であれば気密も取れないということになりますね。

 

 

 

木材は含水率が15%~18%になると、変形や収縮がほぼなくなると言われているのですが、

実際の柱などの角材で考えていくと、含水率20%の柱を使ったときに

柱の芯の部分まで果たしてその水分量なのでしょうか?

 

 

 

普通に考えれば芯の部分の方が水分量は高いですよね?

 

 

そのとおりで、含水率20%の木材では芯の部分の含水率は約30%になります。

 

 

ハウスクラフトのように15%以下の乾燥材を使うと、芯の部分も約20%になります。

 

 

 

話は変わって、

よく、施工に関して大手住宅メーカーで「工場で外壁まで組み立ててくるから安心です」と言われたというお客様とお話をする機会があります。

 

 

それは果たして本当でしょうか?

 

 

家を全て完成させてから運んでくれるのであれば本当に安心だと思いますが、

パネルや各部屋だけを作ってきて組み立てたところで、

そのつなぎ目は塞ぎ切れていないと思います。

 

 

 

私たちのように在来工法で建てていれば建前が終わってブルーシートで雨仕舞することが出来ますが、

外壁が貼ってあればブルーシートを打ち付けることは出来ないですもんね。

 

 

仮に3週間その隙間を埋められないとしたら、その間雨が降らないことを祈るしかありません。

 

 

もし雨が入った場合、木材の含水率は上がります。

 

 

濡れてしまったとしてもしっかりと乾かしてから使えば問題はありません。

 

 

ですが、大手住宅メーカーというのはお客様の気持ちに合わせて工期を延ばすなんてことは基本ありません。

 

 

違ったらすみません。笑

 

 

 

 

含水率が上がったまま蓋をされてしまったとしたら、

もうその家は耐震等級も当初計算されたものとは違うものになってしまうのですね。

 

 

20%以下がありきで計算されたものだからです。

 

 

 

つまり表面的な性能はいいように言えます。

 

それはハウスクラフトでも同様にですが。

 

 

なので現場がどうなっているのか?

が一番大切です。

 

 

ハウスクラフトでは現場で含水率を測っているだけではなく、

それ以外にもたくさんのこだわりが現場にあります。

 

 

工場で完成した壁パネルは断熱材がすでに入っていて、外壁も貼られた状態で現場に届きます。

 

 

それって現場監督は中身をどうチェックするのでしょうか?

 

もしかしたらビスが1本抜けているかもしれません。

 

 

 

つまりは工場を信頼するしかないのですね。

 

それが海外にあればなおさら心配だと思います。

 

 

 

もし私が自分の家を建てるなら、目の前で出来上がっていく姿が見たいです。

 

寿司も目の前で握って欲しいです(何の話や)

 

 

 

なので含水率はしっかりと測らないといけないよという話でした。笑

 

 

 


 

7月は津ギャラリーの2周年記念イベントがあります!

 

 

予約来場で花火のプレゼントと

お話が進むお客様から抽選で1名様にナガスパのペアチケットが当たります!

 

 

ぜひご来場をお待ちしております(^o^)/

 

「【オープン2周年記念見学会】3つのお家を一気に見学!」(開催終了)

 

 

 

ではまた(‘ω’)ノ

■この記事を書いた人:都倉 謙斗
三重県伊勢市出身。住宅業界に7年携わり、家づくりで多くのご家族の笑顔をつくってきた。
ハウスクラフトへ転職後、これまでの知識を活かし住宅アドバイザーとして「家から始まるワクワクするような毎日」を提案している。FP(ファイナンシャルプランナー)1級取得。

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