【C値/UA値】住宅性能に固執しすぎないための数字のカラクリについて解説

今の家は快適すぎるということです。

【C値/UA値】住宅性能に固執しすぎないための数字のカラクリについて解説

こんにちは、アドバイザーの都倉です。

 

 

少し前に車を買い替えたのですが、シートが悪いのか腰が痛くて痛くて。

 

乗っていてもワクワクしないし、初速が遅いし、早いとこ売ろうかと考えております。笑

 

 

 

メンテナンス性とか、燃費とか、収納量とか、ナビ付きとか、

いろいろ周りの目を気にして買ったのですが、、、

 

やっぱり自分のときめきを大事にしないといけないですね☆笑

 

 

 

家と一緒です。

車はリセールがいい内に売れますが、

家は仲介手数料だのなんだの掛かりますし、買った値段より2割は下がってしまいますから一度で成功させましょうね!

 

 

 

さて、そんな中で今回は家の数値の話をさせていただきます。

 

 

私がもし、第三者的に家づくりの相談に乗る立場だったら、

「断熱は普通でいい」と言います。

 

それが家族や友人でも同じようにアドバイスをします。

 

 

 

私自身、自宅で家づくりの経験もしていますし、

それこそ断熱材は当時最高級の物、全てトリプルガラスにした家づくりに携わったこともあります。

 

 

今まで100棟以上のお家づくりに携わってきましたが、

断熱に200万も300万も掛けても体感としては正直分からなかったです。(自分が鈍感なだけかもしれませんが笑)

 

 

というか普通に外側は面材を貼って、ポピュラーな断熱材を使って、ペアガラスであれば十分快適です。

 

 

 

なぜなら自分の家は築8年の前職のときに建てた普通の家、

というより今でいうそこそこの住宅会社の性能よりも悪い家に住んでいますが、

22帖のLDKにエアコンは200Vの14帖用で冬は22°設定で過ごせていますし、

電気代も真冬でも15,000円くらいです。

 

 

これが仮にあと200万掛けたら光熱費が年間10万円下がるとしても、

回収に20年掛かりますし、実際そんなに下がるわけないですからね…

 

 

 

その200万でうきうき料理ができるキッチン空間をつくったり、

家族や友人との有意義な時間が持てるリビング空間をつくったり、

趣味や自己投資にあてた方がいいと個人的には思います。

 

 

まあこれは価値観の問題ですが、

「どちらも知っている人」の意見なので参考にはなるのではないかと思います。

 

 

前置きが長くなりましたが、断熱などの性能でよく使われるのがC値とUA値と言われるものです。

 

 

 

これらの数字がいいものを家を購入されるときの一つの基準としている方がいらっしゃると思いますが、

数値だけでは計れないことを解説していきますので、どうぞ最後までお付き合いください。

 

 

 

住宅気密性能のC値とは

 

まず、C値とは家の隙間の面積を表す数値です。

 

計算式は、

 

C値=隙間面積÷延床面積

 

となります。

 

 

つまり、C値は小さい方が「隙間の少ない家」ということですね。

 

 

住宅断熱性のUA値(外皮平均熱貫流率)とは

次にUA値は、熱が窓や壁からどれだけ逃げていくかを表す数値です。

 

計算式は、

 

UA値=各部位の熱損失量の合計÷外皮面積

 

となります。

 

 

外皮というのは屋根や壁や床や窓のことです。

 

 

つまりUA値も小さい方が、「断熱の良い家」と言えます。

 

 

住宅断熱性能の数字のカラクリ

 

そして、断熱材や窓を良いものにするということは、

どちらの数値でも共通して、「分子を小さくする」効果があります。

 

 

 

ここで注目していただきたいのは、分母の方です。

 

 

分母が大きくても、理論上数値は下がります。

 

 

つまり、床面積の大きい家、外皮面積の大きい家は、

C値やUA値は小さくなります。

 

 

 

感の良い方はもうお気づきだと思いますが、

家というのは、平屋もあれば2階建てもあります。

 

形は総2階の家もあれば、コの字型の家もあります。

 

 

 

普通に考えれば、小さい家の方がエアコンはよく効くことは分かると思います。

 

コの字型の家より、箱型の家のほうがエアコンはよく効くことは分かると思います。

 

 

ですが、大きい家や、コの字型や平屋のように外皮が多い家の方が数値は小さくなります。

 

 

もちろん数値が小さいに越したことはないのですが、

このカラクリを知っていれば、結局のところ、

 

プランが出来ていないうちから考えてもあまり意味がないこと

 

が分かると思います。

 

 

 

そればかりに脳のリソースを使っていると、意味もなく長い間家づくりをして、ただただ無駄な時間を使ってしまうことになります。

おわりに あなたの家づくりで大切なこと

 

今は物価も金利も読めない世の中なので、早く家は決めたほうが良いわけです。

 

 

お客さんが知りたいことは、C値でも、UA値でもなく、

 

自分達の建てたい家は、

・どんな間取りで

・どんな大きさで

・それがいくらで

・自分達には払っていけるのか

 

これですよね?

 

 

それが知りたかった方におすすめの相談会もご用意させていただいておりますので、

是非こちらからご予約をしてくださいね。

 

 

「世帯年収500万で叶える諦めない人の平屋相談会」

 

 

ではまた(‘ω’)ノ

■この記事を書いた人:都倉 謙斗
三重県伊勢市出身。住宅業界に7年携わり、家づくりで多くのご家族の笑顔をつくってきた。
ハウスクラフトへ転職後、これまでの知識を活かし住宅アドバイザーとして「家から始まるワクワクするような毎日」を提案している。FP(ファイナンシャルプランナー)1級取得。

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