ソニー銀行が住宅ローン変動金利0.2%引き上げ それでも変動金利をおすすめする理由

変動金利が今後上がって来るのか不安ではありませんか?
その場合ローンの特徴を理解することで不安は解消されます。
ローンの組み方が違うだけで総返済額は軽く1000万円変わります。
今回は変動金利を選ぶ理由をファイナンシャルプランナーが解説します。

ソニー銀行が住宅ローン変動金利0.2%引き上げ それでも変動金利をおすすめする理由

 

こんにちは、アドバイザーの都倉です。

 

しかし、あちぃですね、夏。

 

僕が小学生のころは夏の気温って30度超えることそんなになかったと思うんですがそうでしたよね?昭和生まれの方(笑)

 

 

オゾン層に日傘を。みたいなプロジェクトをイーロンマスクみたいな誰かやってくれないですかね。

 

世界中の人救えるのになー

 

 

 

 

 

さて、最近はお金の話をしてなかったのですが、みなさん最近の為替の動きや金利の動きをチェックしておりますでしょうか?

 

 

今年に入ってから新NISAなんてすばらしい制度が出来たにもかかわらず、私は1円も投資しておりません!笑

 

 

ちゃんと理由はあるのですが、S&P500やオルカンなどのインデックス投資をされている方はなにも気にせず淡々と積み立ててくださいね☆

 

 

金融トレンドと住宅ローン

最近は一時1ドル152円と少し円高に振れてきましたね。

152円が円高なんてもう感覚バグってますけどね。

これからアメリカ大統領選挙の動きはみなさんも少し気にしておいた方がいいかなと思います。

 

 

そんな中で日本の状況はというと、

「日銀の追加利上げはいつなんだ問題」でざわざわしているという感じです。(ずっとなんですけどね)

 

 

今月(7月)30日、31日で会合があるのでそこで利上げ(タカ派)の話になれば、更に円高、弱気(ハト派)ならば円安に戻るかなという感じです。

 

 

 

住宅ローンといえば変動金利で組まれている方が多いと思うので、不安になられている方も多いと思います。

 

 

さらに三重県では少ないですが、

地銀vsネットバンク問題

があります。

 

 

ほとんどの方は地銀ですが、たま~にネットバンクで借りられる方もいらっしゃいます。

 

 

変動金利の基準金利は短期プライムレートというものを基準にしてそれぞれの銀行が決めていますが、ここ最近ネットバンクでは動きがみられます。

 

住信SBIネットバンク、イオン銀行、楽天銀行が変動金利を上げており、

さらに8月からソニー銀行が0.2%の利上げを決定しました。

(ちなみに地銀は変わっていないどころか全国的に見ると下げているところもあります。)

 

やはりこの辺りは地銀よりもネットバンクのほうが敏感に動きますね。

 

 

金利が安いというのはもちろん大切なことなのですが、

デメリットとしては、

・手数料が高い

・手続きが全て自分

・世の中の動きに敏感

 

これらがあり、自分が担当するお客様には基本地銀をおすすめしています。

 

 

とはいっても、まだまだ変動金利のほうが有利です。

 

 

住宅ローンに変動金利をおすすめする理由

 

変動金利をおすすめする理由としましては2つあります。

 

①住宅ローンの利息の約半分は最初の10年で支払うから

②固定金利のほうが有利になるまでに利上げを6回以上しないといけない

 

順番に解説していきます。

 

①住宅ローンの利息の約半分は最初の10年で支払うから

 

ローンの返済方法は2つあります。

「元利均等返済」と「元金均等返済」です。

 

 

  • 元利均等返済

  • 元金均等返済

(出典:フラット35

 

 

「ローンの最初はほとんど利息」ということを聞いたことはないでしょうか?

 

毎月の支払額が一定になるのが「元利均等返済」です。

つまり、返済金額の中の元金と利息の合計が均等ということです。

ローンのイメージとしてはこちらですよね。

 

 

「元金均等返済」という返済方法もあります。

 

元金の返済が最後まで均等です。

つまり返済は最初めちゃくちゃ多くて、だんだん利息が減っていく返し方です。

 

この借り方を選んだお客様は自分の経験上一人もいませんし、元金均等を選べる金融機関も少ないかもしれませんね。

 

 

 

基本的に「元利均等返済」という程で話をしていきますが、

元利均等返済の場合、1年目、10年目、30年目など、返済期間によって利息のウエイトが変わります。

 

最初に書いた通り、返済当初の方が利息の割合が多いのが特徴です。

 

その結果、最初の10年間で35年のうちの約半分の利息を返済することになります。

 

 

つまり最初の10年が勝負といっても過言ではないので、

それを10年固定の金利を選択するということはなかなか筋の悪いことだということです。

 

 

「じゃあ金利が上がったらどうすんねん!」

 

という意見もあると思います。

 

 

次で解説しますね。

 

 

②固定金利のほうが有利になるまでに利上げを6回以上しないといけない

 

元金均等返済であればそうなのですが、基本的に組まれる住宅ローンは元利均等返済です。

 

 

利息のウエイトは最初の方が高いということは、借りてすぐにかなりのペースで金利が上がっていかなくてはいけません。

 

 

利上げは基本的に0.25%単位で上がっていきます。

 

 

今フラット35の金利が1.80%くらいです。

 

変動金利が0.4%だとして、この金利を超えるためには6回の利上げをしないといけない訳です。

 

 

 

ここがアメリカなら話は別ですが、今の日本経済を見てそれが出来るのであればGDPは今こんなことにはなっていないですね。

 

 

今回は趣旨が違うので詳しくは割愛しますが、日本の99%は中小企業ということです。

 

 

まとめ 住宅ローンの選び方のポイント

 

いかがでしたでしょうか?

 

仮に20年後とかに変動金利が今の固定金利を超えたとしても、最後の方は利息のウエイトは低いわけです。

 

つまり、ローンの最初ほど変動金利を組まないといけない。

 

最後の方はあまり関係がない。

 

ということです。

 

 

世の中には、

自分の力で変えられるものと、自分の力ではどうにもできないことがあります。

 

 

金利は自分たちでどうのこうのすることが出来ません。

 

だとすれば、自分の力で変えられることをしていくべきだと思います。

 

 

それは、

・変動金利を選んで、月々の返済を抑えること。(貯蓄ができる体制をつくること)

・金利が上がるようなタイミングが来た時に臨機応変に対応できる準備をしておくこと(繰り上げ返済や日頃から経済ニュースを見る等)

 

こちらの方が大切だと思います。

 

 

 

コロナ禍前とは違い、お金のことはより真剣に考えていく必要が出てきたと思います。

 

それは、ざっくり言えば資金計画というのかもしれませんが、

ローンの知識、返済計画、家計管理、教育資金、老後資金、日本や世界で起きていることなど幅広く関心を持っておくことが必要です。

 

 

今すでに世の中には住宅ローンを80歳まで返済しないといけない方もいます。

 

そっち側に行きたくないと思った方。

今ちょっとの差が、将来の大きな差になり、取り返しがつかなくなる前に何か行動していきましょう。

 

FP3級の勉強をしてみたり、少しでも投資信託を買ってみたり、このブログを読むでもOKです(^^)

 

 

 

みなさんの家づくりが成功されることを願っております。

 

 

 

ではまた(‘ω’)ノ

 

 

 

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■この記事を書いた人:都倉 謙斗
三重県伊勢市出身。住宅業界に7年携わり、家づくりで多くのご家族の笑顔をつくってきた。
ハウスクラフトへ転職後、これまでの知識を活かし住宅アドバイザーとして「家から始まるワクワクするような毎日」を提案している。

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