家づくりにおける資金計画の重要性を工務店FPが解説

「予算の組み方が分からない」「ちゃんとローンを払っていけるか心配」
家づくりという高額な買い物をするにあたって、しっかり家計と向き合えていますか?
簡単な資金計画が世の中には多い中、資金計画の本質をファイナンシャルプランナーが解説します。

家づくりにおける資金計画の重要性を工務店FPが解説

こんにちは、アドバイザーの都倉です。

一年に一度の楽しみであるドラフト会議が終わってしまいました。

 

 

ハウスクラフトの野球部も今年残り1試合です。

今年もたくさんの助っ人OBさんに助けていただきながら楽しく野球が出来たことに感謝です(^^)

 

 

家づくりの資金計画の重要性

 

さて、今回は資金計画のお話をします。

 

そういえば、いつもニッチな部分を解説していて、
「なぜ資金計画が重要か?」みたいなこと単体では書いてなかった気がしたので解説していきます。

 

 

 

家づくりを考え始めたときの予算の考え方について、みなさんはどのようにお考えでしょうか?

 

 

よくある例としては、

・見学に行った住宅会社で年収を聞かれ、そのままローンの事前審査を出して通った金額

・会社の同僚が家を建てたときの予算

 

昔なら「年収の7倍」とか、「頭金2割は最低」とかも言いましたよね。

 

 

 

 

ファイナンシャルプランナーなどに相談をすると(私もですが…)
「手取りの20%以内に納めましょう」と言われたりもします。

 

 

 

これらは一見正しいようにも見える意見ですが、

みなさんはどのような印象を受けますか?

 

 

 

私個人の意見としては、

・支出が家庭それぞれ違うので家族構成やライフスタイル次第で予算は変わる

・今と昔で物価が違うので、当時とは状況が違う(むしろ今の方が厳しい)

・注文住宅なのか、建売なのか、マンションなのかでそもそも考え方を変えた方が良い

 

と考えています。

 

 

どういうことかというと、

・家族構成や趣味や性格が違うということは、当然のように家庭それぞれに支出も変わってくる

・若くして家を買う場合、現在の収入だけで考えると平均的な所得ではいい家は買えない

・注文住宅や建売やマンションは、「投資か浪費か消費か」という支出の概念が違う

 

 

要するに、

オリジナルでこだわりが詰まったマイホームを建てようと思うと、
多少無理が出るときもあるから、しっかりと将来のことまで考えておかないと後悔するよ!

という話です。

 

 

 

そのためにはなにが必要か?

 

 

それはライフプランとキャッシュフローの作成ですね。

 

 

 

目先の利益や楽しみだけではなく、中長期的な視点が大切です。

 

幸せに暮らせる人というのは、この短期と長期のバランスが取れる人。

 

これが超重要です!!

 

 

 

 

今の暮らしを適当にして、将来のことを全く考えていない人(嫌いではない笑)
と、
将来の漠然とした不安のために、手数料の高い保険や定期預金などの流動性の悪い資産で蓄財して、全然余裕がない人。

 

 

どちらも危険なのは、文章だけ見たら分かると思うのですが、ちゃんと行動に移せている方は少ないです。

 

 

(ちゃんとした)ファイナンシャルプランナーというのは、
顧客一人ひとりに合わせてこのバランスを整えていくイメージですね。

 

 

だから、

・無駄な支出がないかを把握し、改善する。

・必要最低限の保険に入る。

・将来に掛かる不定期かつ変動用を予算組する

・生活防衛資金を確保する

・寝かしているお金を働かせる

 

など他にもたくさんやることはあります。

 

 

 

こういった家計の土台を整えてから、住まいのことを考えていくイメージですね。

 

 

家と同じで基礎や土台がしっかりしていなかったら強い骨組みは作れません。

 

 

住宅ローンを必死に返していくことを考えるのではなく、
この家計管理というものをしっかりできれば問題なく払っていけます。

 

 

 

 

つまり、家づくりを「購入」と捉えずに、未来幸せに暮らしていくための要素の一つと考えるならば、
現状を正しく理解してからでないと、その先の未来には行けないことになります。

 

 

 

少し難しい話になってしまいましたが、

俗にいう資金計画がただの返済シミュレーションということが多いので、
自分達でもしっかり向き合っていきましょうねという話でした。

 

 

 

 

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ではまた(‘ω’)ノ

■この記事を書いた人:都倉 謙斗
三重県伊勢市出身。住宅業界に7年携わり、家づくりで多くのご家族の笑顔をつくってきた。
ハウスクラフトへ転職後、これまでの知識を活かし住宅アドバイザーとして「家から始まるワクワクするような毎日」を提案している。FP(ファイナンシャルプランナー)1級取得。

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