こんにちは。
日中は暖かい日が続きますが、少しずつ冬の気配を感じてきました。
生まれて初めて干し柿作りをしてみました。
出来上がりが楽しみです、、!
さて、年末といえば「年末調整」ですね。
少し前に経理の本田もブログに書いていました。
■「年末調整!生命保険、見直してますか?」のブログはこちら■
毎年何気なく年末調整に必要な申告書を出している、
という方はどうして年末調整という制度があるのか考えたことはありますか。
年末調整でしっかりと申告書を提出すると、
所得税をもっと減らせるかもしれないことをご存じですか。
年末調整の所得控除とは。
年末調整には所得控除が適用されます。
所得控除とは、所得からいくらか差し引ける経費のようなものです。
所得税は所得に対して課されるため、課税所得額が低くなればその分所得税も少なくなります。
対象となる所得控除はこんなにたくさん!
「年末調整で適用される所得控除」は11種類もあります。
基礎控除
配偶者控除・配偶者特別控除
扶養控除
生命保険料控除
地震保険料控除
小規模企業共済等掛金控除
社会保険料控除
障害者控除
ひとり親控除、寡婦控除
勤労学生控除
11種類の所得控除は基本的に会社が申請を行います。
その際、従業員の家族構成や、保険へ加入しているかどうか、といった情報は会社が把握できません。
そこで、従業員は申告書を提出しなければならないのです。
(この作業を忘れると、年末調整が行えず、後に確定申告をする必要があります。)
また所得控除以外に、
住宅借入金等特別控除(住宅ローン控除)も、初年度は確定申告が必要です。
2年目以降は年末調整で適用できます。
年末調整で損をするのはもったいない!
年末調整は毎年行わなければならず、面倒に感じている方も多いと思います…
しかし、「人生100年時代」といわれている現在、
定年退職後のセカンドライフのために、貯蓄や投資などの資産形成が必須な時代です。
少しでも資産を増やすためにも、年末調整で戻ってくるお金を資産形成に回すという考え方もできます。
しっかりと年末調整を行って、少しでも税金を抑えて賢くお金と付き合っていきましょう!
■ちなみに…
年末調整は所得税の調整を簡単にする制度ですが、
給与所得者のすべてに適用されるわけではありません。
年末調整をしない場合、確定申告が必要です。
また、先述した11種類の「年末調整で適用される所得控除」のほかに
「確定申告で適用される所得控除」が3種類あります。(医療費控除・寄付金控除・雑損控除)
・給与収入が2,000万円を超える
・中途退職後、年末時点で再就職していない
・2ヵ所以上から給与を受け取っている(20万円以上)
上記のような方は確定申告が必要になってきますので、ご注意くださいね。