こんにちは。
お久しぶりの都倉経済ニュースの時間です。
まずは材木のチャートをご覧ください。
またまた木材の値段が上がってきております…!
先月の米国の消費者物価指数(CPI)が+7%とインフレが高止まりしている状況です。
インフレ率は2%が理想だそうです。
7%のインフレのイメージというとしづらいかもしれませんが、
例えば100万円の時計を買うために一年間頑張って貯金したのに買おうと思ったら107万円になってしまったり、
30万円の給料が実質27.9万円になっている。
みたいな感じです。
7%のインフレといえど全体的な数字なので、
中古自動車などを単体で見てみると+30%以上の上昇率をしています。
これは半導体不足などによる新車のサプライチェーン(供給網)の混乱が原因です。
で、住宅はどうなのか?
というところで見るのが「ケース・シラー米住宅価格指数」です。
こちらは去年から前年同月比+10%以上を維持していて、
6月以降は20%に迫る数字をキープしています。
つまり、アメリカでは去年2000万円で買えた家が2400万円になっているということです。
ぎゃー
CPIの3割は住居費で構成されているので、家の値段が上がった後に遅行して上がってくる「家賃」がこれからじわじわと物価を押し上げる可能性が残されています。
お金をばら撒きすぎたがために上がってしまった物価を下げるには、
世の中からお金を減らさないといけません。
これを金融緩和の逆で「金融引き締め」と言います。
つまり今まではFRB(日本でいう日銀)が国債やMBSという住宅ローン担保証券(フラット35のイメージです)を毎月何百億ドルと買うことで世の中にお金をばら撒いてきたのですが、
それを徐々に減らしていくことが決まりました。
そして今年の3月に利上げ(金利を上げる)をするとの見通しが立っています。
日本への影響は、ないわけがないですよね。
お金は金利の低いところから高いところに流れていくので、
日本円は売られ、ドルが買われます。(円安)
日本は輸入に頼っている国ですから、円安になるとガソリンから牛肉から何から何まで値上がりしてしまいます。
インフレになると?
利上げです。
今変動金利で住宅ローンを組んでいる方がほとんどだと思います。
もちろんここ30年間ずっとそれが正解だったわけです。
ただ今後は少し俯瞰して見る必要があるかもしれないですね。
しかし日本はご存じの通り借金大国。
金利が上がれば、日本は破産するしかないので、
そんな国で生活をしているんだということだけは理解しておいたほうがいいと思います。
貯金だけしか資産がない方は生活出来ない日が来るかもしれません。
そしてもう一つ大きな不景気が来る可能性もあるかもしれないです。
日本のバブル崩壊は住宅価格の下落から始まっています。
リーマンショックはサブプライムローン(日本で言うフラット35)が返せなくなった人がたくさん出たことがきっかけです。
この先何がどうなるかなんてことは誰にも分かりませんが、
何が起こっても対応できるように準備することは出来ますね。
間違っても全額ビットコインにぶち込むなんてことはしないようにしてくださいね。笑
ではまた(‘ω’)ノ
■この記事を書いた人:都倉 謙斗
伊勢市出身。住宅業界に8年携わり、家づくりで多くのご家族の笑顔をつくってきた。
ハウスクラフトへ転職後、これまでの知識を活かし住宅アドバイザーとして「家から始まるワクワクするような毎日」を提案している。
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