建築に触れたかけがえのない大学生活
入社前は4年制大学で建築とインテリアを学びました。就職活動は建築系を中心に受けました。建築系は大手ではなく、工務店を志望しました。工務店の中でもデザインにも家の内容にも特化したところで働きたいと思いましたが、学生の時は構造も内容もあまり理解できてないので最終的にはデザインと人重視になっていきました。
就職活動を進める中でふと目に入ったハウスクラフトの会社説明会。これがハウスクラフトとの初めての出会いでした。
社長から言われた想定外の言葉。
何故わたしがハウスクラフトに決めたかというと、それは遠藤社長の言葉にありました。どの会社も「内定を出すので会社に入社してください。」と引き留められることが多い中、遠藤社長は「福井さんだったらどこでもやっていけるから自分で行きたい所へ行きなさい。きっとどこでも頑張れるはず。」という言い方をしてくれたのです。
「どこへでも行ってこい!」というその言葉は想定外であり、それと同時に、入社を決意する言葉となりました。
入社してから、実務的な内容は自分から進んで学んでいくというスタイルで、見て、聞いて何でも盗もうというつもりで学びました。お客様の接客やコーディネートなどの実践的な業務を早く任せていただけたから学ぶことが非常に多かったです。この学びのお陰で今の自分があり、ハウスクラフトに入社してよかったと心から思っています。
不安はもちろんあった。でも、同時に喜びも多かった。
日々業務を行う中で、やはり不安はありました。お客様をご案内をして、話を聞いていただく、質問にお答えするというのは自分自身が若いが故にとても不安でした。自分より年上の方が、わたしを見て「こんな若い子に家づくりの何がわかるんだ。」と思われていないか不安に思いながら接客していました。だからこそ、少しでも年齢が上に見えるようにしたいと思い、言葉遣いや話す口調を考えたりというような努力をしていました。
そんなある日、お引き渡しをまもなく迎えるお客様に「なぜハウスクラフトに決めていただいたのですか。」と聞きました。すると「初めて話をした相手が福井さんだったから。」ということを言っていただいたのです。その言葉が本当に嬉しくて。今までの努力して実践してきたことがカタチとなって表れた瞬間でした。「あなたに頼んでよかった。」や「あなたと家づくりしてよかった。」という言葉は嬉しさでもあり、やりがいでもあります。
私が大事にしている「やりきること。」
仕事で大切にしていることは「やりきること」。途中ではやめないし、納得いくまでやりきる。だから、「これでいいか。」というのは絶対したくないと思っています。何より、お客様の「福井さんを信頼して頼んでよかった。」という気持ちを裏切らないためにも、何に対しても最善の方法で一番ご希望に叶うお答えをしたいと思っています。
「やりきる」というのは、「責任感」と同じで、これは仕事をする上で大事なことだと思います。責任感が足らず、お客様にご迷惑をおかけすることは絶対にしたくありません。何かミスをしたときに、わたしがどう思われるか、だけではなく、会社がどう思われるかという大きな信頼も関わってきます。
お家はお客様にとって一生に一度の大きな買い物です。だからこそ責任感が中途半端の状態では携わってほしくないと思います。
成長することを楽しむ。そんな仕組みがここにはある
「それはしたらダメ、これもダメ。」といように制限されることがハウスクラフトにはありません。逆に、「こんなことができて、自分はこう思う。」と言うと「思ったようにやってみたら。」と返してくれ、自分の意欲を大事にしてくれます。その分責任感はとても大きいものになりますが、成長したことや達成したことに対しては評価していただけます。成長できる場、というのもありますが、それを楽しいと思える仕組みや環境があるのがハウスクラフトだと思います。
働きながらの勉強は大変でしたが、二級建築士の資格を取得。今後は、設計を自分で行っていくことが目標です。自信をもってアドバイザーから設計、コーディネートを行い、現場監督に引き継ぐまでは全て自分で進めていきたいと思っています。