【よくあるご質問】なぜ木は朽ちるのか？

 

 

皆様、こんばんは。

本日も【よくあるご質問】の時間です?

 

本日のお話は

前回の「なぜ柱は、ヒノキなのか？」からきています。

宜しければ、そちらもご覧いただけると幸いです。

https://www.house-craft.jp/staffblog/archives/2558

 

では、本題へと入っていきます。

木が朽ちる理由は、大きく分けて２つあります。

 

１つ目は、シロアリです。

シロアリの発生は、主には下記の通りです！

シロアリは、気温が上昇し暖かくなってくると地中から出てきて活動を開始します。
地面に面している床下から侵入するケースが多いです。
床下は湿気もあり、適度に暖かく、シロアリの大好きな建材があることが理由として考えられます。

 

そのため、シロアリを寄せ付けないことが重要になってきます！

下記の写真をご覧ください。

 

 

 

 

こちらは、防蟻工事をした写真です。

木材やコンクリートが少し濡れているのが、伝わるでしょうか・・？

 

 

 

 

地面から１ｍまでの部材、浴室回り部材

洗面所や台所等の水回り部分の木材を処理します！！

 

 

 

 

シロアリの侵入経路である床下も

防蟻剤を散布します！！

コンクリートだから大丈夫・・ではないですね。

コンクリートにもしっかり防蟻処理を行いましょう?

 

木が朽ちる理由、２つ目は菌類（腐朽菌）です。

いわゆる、カビなどがあげられます！

菌類の繁殖条件は、４つあります。

・温度

・水分

・空気

・栄養分

 

ですが、そのうち

温度、空気、栄養分は制御することができません・・・

温度や空気は、必要不可欠なものであるため

管理することや制御することは非常に難しいです。

栄養分も木材の主成分であるため、なくすことは困難です。

 

最後に残った「水分」

木材を湿らさないよう管理することこそが、最も有効な腐朽菌対策となります。

 

 

 

 

木材を濡らさないように

養生をしたり

 

 

 

 

木材が含んでいる水分量を計測したりします！！

感覚で判断するのではなく、数値でみると分かりやすいですよね?

こうした「水分」の管理によって菌類の繁殖を抑えています！

 

以上が木材が朽ちてしまう理由についてです。

木材の天敵は、シロアリと菌類

強敵ではありますが、太刀打ちできないわけではありません。

 

正しい工法を正しい知識の元

工事をすれば、防ぐことは可能だと思います。

 

次回は、構造に戻ります！！

お楽しみを?